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花の舞で使う山田錦をすべて生産する契約農家の活動を報告する

静岡山田錦研究会 活動レポート44<2008年度>


  < 酒販店グループ「からっ風会」が、
自分たちで田植えした乗松相談役の圃場で稲刈りを体験。>  

乗松さんの山田錦の圃場
乗松さんの山田錦の圃場


すがい(縄)つくり
すがい(縄)つくり


刈り取り
刈り取り


子供も上手に刈り取っていました
子供も上手に刈り取っていました


刈り取った稲の一定量を縛ります
刈り取った稲の一定量を縛ります


刈り取った稲をはざ架け
刈り取った稲をはざ架け


全員で記念写真
全員で記念写真

乗松さん手作りの昼食
乗松さん手作りの昼食


10月5日、静岡県の酒販店グループ「からっ風会」のメンバーが静岡山田錦研究会の相談役、乗松精二さんの山田錦の圃場(磐田市)で刈り取りを経験しました。
この圃場は去る6月8日同会が田植え体験をしたところで、自分たちで植えた稲を刈り取りたいと希望し実現したものです。

「からっ風会」は静岡市、焼津市、藤枝市など静岡県中部地区の酒販店16店で構成するグループ。会のオリジナルのお酒もあり、吟醸酒「からっ風」は花の舞酒造でつくり、会員のお店で販売しています。
この日刈り取りを体験したのは「からっ風会」の会長、曽根克則さんら大人3名と子供1名。それに、花の舞酒造静岡支店の金松と蔵人の斎藤も参加しました。
天気は曇り。「暑いよりはいいね」と和気あいあい体験会が始まりました。まずは、乗松浩二さんが刈り取った稲を束ねるすがいと呼ばれる縄の作り方から指導しました。みなさん最初はなかなかうまくいかず手間取ったものの、コツをつかむときれいにつくれるようになりました。その後、鎌を持って近くの山田錦の圃場に移動。稲は緑色が抜けて、黄金色になったまさに刈り時。浩二さんに刈り方を教えてもらい、さっそく道路側の4条ほどの刈り取りを行いました。刈り取りはきわめてスムーズ。曽根さんの小学校4年生のお子さんも上手に刈り取っていました。
その後、刈り取った稲を一定量ずつ自分たちでつくったすがいで束ね、乾燥させるために、はざ架け(横棒に稲を二つに分けて架ける)をしました。

参加者に初めての刈り取りの感想を聞くと、「短い時間でしたし、束ねたりする他の仕事もあるので、体が痛いというようなことはありませんでした。田植えの方がずっと下を向いているのできついですね」。また、「遠くで見ているだけでは分かりませんが、こうして稲刈りをすると他の米とどこが違うかが分かります。お客さんに自分で伝えることもできます。今日はいい経験をさせてもらいました」。「乗松さん親子に山田錦の栽培の方法を聞きましたが、高度な技術で、いろいろ工夫して稲を育てていることが分かりました。たいへん興味深かったです」などと感想を語り、
充実した半日だったことをうかがわせます。
会長の曽根さんは、「まずは会員の参加者を増やし経験を積んで、お客さんも呼べるようにしたいですね。今日はふだんなかなか乗る機会がない天竜浜名湖鉄道で来ました。同じ静岡県でも旧豊岡村と私たちの住むところではだいぶ雰囲気が違うので、ちょっとした旅の気分も味わいながら、こういう体験をするのも楽しいことだと思います」と言い、今後も続けたい意向を示しました。

刈り取り体験は午前中で終了。その後は、乗松さんの事務所に場所を移し昼食となりました。乗松さんの事務所にはりっぱな調理器具が備えられており、この日は朝から乗松さんご夫婦が準備した季節の野菜、魚を使った料理や炊きたて新米のお昼ご飯が参加者に振る舞われました。おいしい手作りのご飯をいただきながら、乗松さんの米づくりの話を聞き、みなさん楽しいひと時を過ごしました。

 

 
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